民宿川原

民宿川原

見どころ

水上村をピンクに染める「一万本桜」。

市房ダムのダム湖周辺は、通称「一万本桜」と呼ばれる、桜の名所。
実際には約2万本もの桜が周囲14キロメートルに渡って延々と咲き誇ります。
特におすすめなのが、車窓から桜を眺めるお花見ドライブ。周辺道路がピンク色に染まる桜のトンネルとなり、行けども行けども桜・桜・桜。湖面には高さ80メートルの水しぶきをあげる大噴水があり、水と桜のコラボレーションも見事です。
桜の時期には毎年、桜まつりが開催され、ライトアップされた夜桜もまた格別です。

連なる山々に、深紅の絶景。

市房ダム周辺やダム上流の球磨川本流沿いは、秋の紅葉の名所です。
市房ダムの湖畔をゆっくり散策しながら、山の中腹に映える赤と緑のコントラストを堪能できます。
またドライブの場合は、山を登った先の白水の滝がおすすめ。標高が高いため、より鮮やかな紅葉の赤が目に飛び込んできます。アクリル版でできたスリル満点の吊り橋を渡りながら、目前に連なる山々の紅葉を大迫力のパノラマで楽しむことができます。

絶壁から流れ落ちる、日本屈指の名博瀑

球磨川支流の白水川にかかる落差150mの雌滝と、白水川の支流にかかる落差100mの雄滝からなる滝。 巨大な花崗岩の岩肌をすべるように駆け下り、水煙となって立ち登る滝しぶきはまさに圧巻。 国の登録記念物にも登録され、かつてはこの滝を眺めるために茶屋が設けられ、多くの歌人たちが詩を残したと言われています。 それぞれの滝の上には「白龍妃橋」と「白龍王橋」という名の吊り橋がかけられており、 轟音とともに滝の真上から滝壺を眺めるスリリングな楽しみ方が人気です。

釣れづれなるままに、魚と向き合う。

九州中央山地の懐、水上村には、日本三急流のひとつ、球磨川の源流が流れています。
その済みきった川に、春~初夏にかけて虹色の姿を見せるのが、渓流の女王と呼ばれるヤマメ。
日常を忘れて、魚と向き合ってみるのも里山の楽しみのひとつです。
また、市房ダム周辺は釣りマニアのメッカでもあり、
ブラックバスやヘラなどを狙って多くの釣り客で賑わいます。
現地では子どもや家族向けの様々な体験教室も企画されています。

神秘の高峰、「市房山」へ。

水上村観光の人気のひとつになっているのが「市房山」の登山。標高1722mは熊本県下、第2の高峰で、古くから「信仰の山」として親しまれてきました。1~4合目付近にそびえる荘厳な千年杉、春にはツツジ、秋には紅葉、希少植物も点在し、多くの登山愛好家たちが訪れるトレッキングコースになっています。 四合目にある「市房山神宮」はパワースポットとしても有名です。 日帰りでも登れる山ですが、ぜひ前泊や当日泊でゆっくりとおいでください。

小さくても、実はすごい。

1973年に地元・市房山で発見され、国の天然記念物に指定されている蝶「ゴイシツバメシジミ」。
日本では九州(熊本、宮崎の両県)と紀伊半島(奈良県)でしか確認されていません。
しかも奈良県・宮崎県では近年生息を確認できておらず、熊本県内においてのみ、毎年発生が確認されているという、生息数などはいまだ不明の、まさに「幻の蝶」なのです。
その小さな羽根に、碁石状の黒色斑点(はんてん)があることから名付けられた、愛らしい姿。
山歩きの途中、遭遇できたあなたはすごく強運の持ち主かも知れません。
もちろん採取は禁じられていますが、自然のものを、自然のままに――。
まさに水上村を象徴するような存在です。